cTrader CLIをセットアップする¶
この記事では、Windows、macOS、LinuxでcTrader CLIをインストールし、認証情報ファイルを作成して接続を確認する方法を説明します。ターミナルまたはDockerコンテナから操作できます。
前提条件 ¶
- 少なくとも1つの取引口座が紐づいているcTrader ID。
- 対応するパッケージマネージャー:WindowsではWinGet、macOSとLinuxではHomebrew。
- cBotを実行する場合は.NET 8。古いcBotは、cTrader CLIで実行する前に、最新のcTraderデスクトップアプリで再コンパイルしてください。
- スキルを使用するには、Node.jsバージョン22.20.0以降が必要です。
パッケージマネージャーでインストールする ¶
パッケージマネージャーを使ったインストールを推奨します。 OSに適したビルドがダウンロードされ、ctrader-cliコマンドがPATHに追加されるため、どのフォルダからでも実行できます。
Windows PowerShellを管理者として開き、次のコマンドを実行します。
winget install Spotware.cTrader.CLI
ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
brew tap spotware/tap https://github.com/spotware/homebrew-tap
brew install spotware/tap/ctrader-cli
Homebrewがインストールされていない場合は、先にHomebrewのWebサイトの手順に従ってください。
ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
brew tap spotware/tap https://github.com/spotware/homebrew-tap
brew install spotware/tap/ctrader-cli
Homebrewがインストールされていない場合は、先にHomebrewのWebサイトの手順に従ってください。
警告
cTrader CLIは、上記のSpotware公式パッケージIDを使用してのみインストールしてください。未確認の配布元からインストールすると、認証情報や資金が危険にさらされる可能性があります。
Dockerイメージを使用してインストールする ¶
cTrader CLIはLinux用のDockerイメージとして提供されています。Linux VPS、高性能サーバー、クラウドプラットフォームでcBotをホストする際に便利です。このイメージは、WSLを使用したDocker Desktopを介してWindows上でも実行できます。
docker pull ghcr.io/spotware/ctrader-console:latest
cBotの実行ガイドでは、ホストのフォルダをマウントし、環境変数で設定を渡す方法を説明しています。
ヒント
cTrader CLIはcTraderデスクトップアプリに同梱されているため、別途インストールしなくても、cBotを外部プロセスで起動できます。
Windowsに手動でインストールする ¶
Windowsでパッケージマネージャーを使用しない場合は、cTraderデスクトップアプリに含まれている実行ファイルctrader-cliを利用できます。通常、次の場所にあります。
C:\Users\{username}\AppData\Local\Spotware\cTrader\{installationId}
cTrader CLIをどのフォルダからでも実行できるようにするには、このディレクトリをPATHに追加します。
ctrader-cliが格納されているフォルダのパスをコピーします。- Windowsのスタートメニューで環境変数を検索し、システム環境変数の編集を選択します。
- システムのプロパティウィンドウで環境変数を選択します。
- ユーザー環境変数でPathをダブルクリックします。
- 新規を選択してコピーしたパスを貼り付け、各ダイアログでOKを選択して保存します。
注意
フォルダをPATHに追加すると、どこからでもctrader-cliに続けて任意のコマンドを実行できます。
インストールを確認する ¶
インストール後、cTrader CLIが利用できることを確認します。どちらのコマンドもサインインは不要です。
ctrader-cli --version
ctrader-cli --help
ターミナルでコマンドが見つからないと表示された場合は、ターミナルを閉じて再度開き、更新されたPATHを読み込んでから再試行してください。
認証情報ファイルを作成する ¶
ほとんどのコマンドは口座を対象とするため、cTrader ID、パスワード、口座番号の3つの値が必要です。
| 項目 | オプション | 説明 |
|---|---|---|
| cTrader ID | --ctidまたは-c | cTIDのユーザー名またはメールアドレス |
| パスワード | --pwd-file | cTIDのパスワードが記載されたファイルへのパス |
| 口座 | --accountまたは-a | 取引口座番号 |
セキュリティのため、cTrader IDのパスワードをコマンドに直接入力しないでください。パスワードをファイルに保存し、--pwd-fileでそのファイルを指定します。
- メモ帳などのプレーンテキストエディターを開きます。
- cTrader IDのパスワードを1行で入力します。先頭や末尾にスペースを入れないでください。
- ファイルを
.pwdまたは.txtの拡張子で保存します(例:password.pwd)。 - コマンドでファイルを指定します:
--pwd-file=C:/test/password.pwd。
認証情報ファイルを用意したら、2つの認証方式のいずれかでコマンドに渡します。
警告
パスワードファイルには、パスワードが平文で保存されます。共有フォルダやバージョン管理対象のフォルダには置かず、読み取り権限を制限し、不要になったら削除してください。
Dockerでの実行例 ¶
コンテナでは、--mountを使用してホスト側のパスをコンテナ内にマウントし、-eで設定値を渡します。コンテナ内でcBotを起動する簡単な例を示します。
docker run -d -it \
--name ctrader.console.run.mybot \
--mount type=bind,src=/cAlgo/Robots,dst=/mnt/Robots \
-e CTID='mycid' \
-e PWD-FILE='/mnt/Robots/ctrader-cli.pwd' \
-e ACCOUNT='9102302' \
-e SYMBOL='EURUSD' \
-e PERIOD='H1' \
ghcr.io/spotware/ctrader-console:latest run "/mnt/Robots/My bot.algo" --environment-variables
各オプションの対応関係を含む詳しい手順は、cBotの実行と管理を参照してください。